日経225先物は、日本時間の朝9時から調整を含んだ「売り先行ののち、下値模索から急激な乱高下を伴う下落」に向かうと予想します。デイトレードの視点において、本日の戦略は戻り売り、あるいは急落時のリバウンド狙いに絞るべきです。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の日経225先物(円建て)の直近価格は65,452.5円と、前日の大阪取引所終値(65,158.19円)を上回る水準で推移していますが、この数字を鵜呑みにして買いで入るのは極めて危険であると私は判断しています。
テクニカル面を重視すると、ここ3営業日での上昇幅が約9%に達しており、短期的には明らかに買われすぎのシグナルが点灯しています。ボリンジャーバンドのプラス2シグマを完全に突き抜けており、9時の現物市場寄り付きと同時に、国内の個人投資家や利益確定を急ぐ海外短期筋からの利益確定売りが噴出する公算が大きいです。直近の上昇があまりにも急ピッチであったため、下値の支持線(サポート)が非常に脆く、一度崩れ始めるとデイトレのストップロスを巻き込んで下げ幅を拡大しやすいチャート形状になっています。
需給バランスを考慮しても、昨日の歴史的な65,000円大台突破は、信用取引の売り方の買い戻し(踏み上げ)と、海外ヘッジファンドのヘッジ買いが強制的に執行されたことによる「真空地帯の上昇」でした。この需給の歪みによる買い上げが一巡した今、朝9時の寄り付き直後は新規の買い手が存在せず、需給は一気に売り超過へ傾斜します。
地政学リスクおよび最新のニュースの観点では、米国とイランの和平合意期待から原油価格が急落し、これがリスクオンの材料として直近市場を牽引しました。しかし、デイトレ目線では「事実での売り(セル・ザ・ファクト)」のフェーズに入っています。すでに好材料は100%価格に織り込まれており、ここからの上値を追うための新たな材料が見当たりません。むしろ、合意内容の不確実性や、原油急落に伴うエネルギーセクターへの売り圧力が、全体のセンチメントを冷やす要因へと反転します。
したがって、9時の取引開始直後は一瞬買いが先行したとしても長続きせず、激しい乱高下を挟みながら、昨日までの急上昇に対する自律調整の下落トレンドを形成していく動きになると私は確信しています。
【現在時刻】2026年5月26日 8時31分


