BTCUSDは21時以降、短期的には下落、あるいは下値を試す動きに向かう。

BTCUSDは21時以降、短期的には下落、あるいは下値を試す動きに向かう。

日足チャートを見ると、80000ドルの大台を前に上値が重く、直近では77000ドル台前半まで押し戻される陰線を形成している。上昇トレンドの勢いが鈍化し、短期移動平均線からの乖離を埋める調整局面に入っているため、チャート形状は売り優勢である。

需給面では、直近でビットコイン現物ETFからの資金流出が観測されており、これまで相場を牽引してきた機関投資家の買い圧力が一時的に減退している。売りを吸収するだけの新たな大口需要が不足している状態であり、需給バランスは悪化している。

テクニカル面を重視すると、直近高値からの調整でデッドクロスが意識される局面であり、77000ドルの節目を明確に割り込めば、狼狽売りを巻き込んで調整が深まりやすい。RSIなどのオシレーター系指標も過熱感からのデッドクロスを示唆しており、調整の余地は大きい。

地政学リスクの面では、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰や米長期金利の高止まり、これに伴うドル高(DXYの上昇)がリスク資産全体の重石となっている。中東和平交渉の進展期待で原油が一時的に下落したものの、依然としてマクロ経済背景は不透明であり、投資家がリスクオフ姿勢を強める環境が続いている。

以上の要因から、21時のロンドンフィックスやニューヨーク市場の本格参入に向けて、さらなる下押し圧力がかかると判断する。

【現在時刻】2026年5月21日 20時57分