【通貨】NY外為:円反発、日本当局の円安是正介入を警戒

【通貨】NY外為:円反発、日本当局の円安是正介入を警戒

下方向

東京市場開始直後の9時からは、159円台前半に滞留するロングポジションの投げを巻き込んだ短期的な下落に向かう。

前日のNY市場終盤にかけて、中東情勢の緊張緩和を受けた円買いの動きが先行した後に国内輸入企業のドル買いで持ち直したが、159.25円付近で上値を完全に抑えられた。テクニカル面では、日足ストキャスティクスが明確に買われすぎを示唆しており、159円台前半のレンジ上限に突き当たってダブルトップを形成しつつある。

需給面において、本日はゴトー日(20日)であるため仲値(9時55分)に向けて本邦実需のドル買い(円売り)需要が入りやすい。しかし、すでに前日の東京市場で「補正予算案の編成を受けた円安圧力」や輸入企業の買いが先回りする形で159円台まで押し上げられており、本日の実需買いのエネルギーは朝方の時点でかなり食い尽くされている。むしろ、片山財務相の「断固たる措置を取る時はとる」という円安是正への牽制発言を受け、159円台半ばに接近する局面では政府・日銀による実弾介入への恐怖心が市場を支配している。

地政学リスクの観点では、トランプ米大統領がイランへの再攻撃延期を示唆したことで、緊迫化していたリスクオフのドル買い動機が消失した。このため、9時からの東京実需の買いが一本調子で続く可能性は極めて低く、実需買いが一巡したポイント、あるいは9時の市場オープン直後から、介入警戒を背景にした短期勢の「逆張りドル売り・円買い」が優勢になる。159.00円の心理的節目を割り込めば、ストップロスを巻き込んで158.50円付近までストレートに下落する。

【現在時刻】2026年5月20日 06時58分(日本時間)

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