やや上寄り後、売り圧力に注意。方向感は出にくく、前引けまでに60,500〜61,000円レンジで揉み合いを予想

【結論:やや上寄り後、売り圧力に注意。方向感は出にくく、前引けまでに60,500〜61,000円レンジで揉み合いを予想】


テクニカル面

日経平均は4本連続陰線で4日続落。高値と安値も連日切り下がり2日連続黒三兵が出現しており、パラボリックが陰転。5日移動平均線を一度も上回れず、25日線割れを窺うところまで下ヒゲを伸ばした。 この形は短期的な下落継続シグナルとして非常に重い。先物主導の寄りつきで上値を試しても、戻り売りが入りやすい地合い。

需給面

19日の大引けは60,550円(前日比-265円)。朝方に先物主導で上昇したが急速に値を崩す展開となり、AI・半導体主力株に売りが集中した。TOPIXは内需系の買いで4日ぶり反発、値上がり銘柄が7割を占めるという「日経のみが弱い」二極化が続いている。

この構造は今日も継続する可能性が高い。つまり、銀行・内需は支えられるが、半導体・AI関連の値がさ株がインデックスの頭を抑える展開。外国人の先物売りが断続的に出やすい。

米国株・地政学面

5月18日のNYダウは前日比+0.32%と反発。トランプ大統領のイラン攻撃延期表明が地政学リスク緩和として評価されたが、ナスダックとS&P500は小幅安。中東リスクは「攻撃延期」で一時和らいだが、交渉は膠着状態で根本解決ではない。原油高・長期金利上昇がじわじわと効いている。

最大の変数が本日(米国時間5月20日引け後)のエヌビディア決算。5月20日取引終了後(日本時間21日朝)に発表予定。売上高780億ドル前後が市場予想で、世界中の投資家が注目するイベント。決算を前に半導体株全体に様子見・利食い売りが広がっており、SOX指数は大幅下落していた。

今日9時時点では決算結果はまだ出ていない(発表は今夜)。つまり「決算待ち」の状態で、上にも下にもリスクが非対称。好決算でも「材料出尽くし売り」になるパターンが過去に繰り返されており、市場参加者もそれを知っている。先物への積極的な買いが入りにくいのが正直なところ。

デイトレ目線のシナリオ

  • 寄りつきは小高い可能性(NYダウがプラス、中東警戒和らいだ分)
  • ただし9時〜10時の間に半導体系の売りが再燃すれば61,000円を割り込む展開
  • 60,000〜60,500円の下ヒゲゾーンが下値抵抗として機能するかが焦点
  • 日中は銀行株・内需が支える分、急落よりは揉み合い優位
  • 今夜のNVDA決算次第で明日以降の方向感が決まる。今日は「大きく動かさない日」と見てポジションは小さくするのが無難

【現在時刻】2026年5月20日(水)午前9時頃(日本時間)

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