今夜18時以降については慎重に見ている。

日経225先物は、本日の現物市場で最高値(6万3339円)を更新したうえで夜間セッションを迎える。先物CFDも6万3782円台まで上昇しており、日中の力強い上昇は否定しない。ただし、今夜18時以降については慎重に見ている。

理由はシンプルで三つある。

第一に利益確定売りの圧力が極めて高い。本日だけで1655円高という急騰劇で、最高値更新後は通常、機関の裁定解消と個人の利確が重なりやすい。しかも夜間は薄商いで、わずかな売りで値が飛ぶ。

第二にエヌビディア決算が「材料出尽くし」に転じている。売上高は前年同期比85%増で市場予想超えだったにもかかわらず、時間外では一時下落した。本日の日本株がこの決算期待で急騰した分、夜間の米株がネガティブに反応すれば日経先物も即座に巻き戻される。エヌビディア単体で今日の先物に数百円分の買いが乗っているとみており、その反動は軽視できない。

第三に中東情勢の報道振れリスク。米・イラン和平期待が今日の上昇の柱の一つだったが、昨日も「ウラン搬出拒否」と「合意草案まとまる」という正反対の報道が数時間以内に出て、ドル円が急乱高下した。夜間は薄い板の中でヘッドラインに振り回されやすく、和平交渉が再び暗礁に乗り上げる報道が出れば先物は一気に売られる。

ドル円については156円台後半で若干の円高傾向が続いており、先物の上値を抑える方向に働く。日本CPI(4月)が市場予想を下回ったことも円高・日本株安のリスク材料として残存している。

総合的に、今夜の18時以降は上昇一服、やや下押し優勢とみる。6万3000円割れのテストが一回はある展開を想定している。引けに向かって米国プレマーケットの動向次第で下げ幅が広がるリスクがある半面、イラン和平進展の報道が出れば再度押し上げられる双方向リスクがある。

デイトレとして夜間をいくなら、63000円付近の戻り売り、もしくは62500円割れの追随ショートよりも、ロング側は62500~62700円台まで引きつけてから拾うほうが分がよいと判断している。

【現在時刻:2026年5月22日 17:26(日本時間)】